株式投資を始めると、「企業分析が大切です」という言葉をよく耳にします。
しかし実際に企業分析を始めようとすると、
「何から見ればいいの?」
「IR資料を見ても難しそう。」
「どの数字が重要なのか分からない。」
そう感じる方も多いのではないでしょうか。
私自身も最初は同じでした。
IR資料を開いても、決算説明資料を見ても、専門用語や数字が並んでいて、何から見ればいいのか全く分かりませんでした。
その頃は、「売上が伸びているから良い会社なのかな。」
そんな漠然とした見方しかできませんでした。
しかし企業分析を繰り返していく中で、あることに気付きました。
それは、企業分析には見る順番があるということです。
私は現在、毎回同じ流れで企業分析をしています。
さらに分からない部分だけAIへ質問することで、
初心者でも効率よく企業分析を進められるようになりました。
今回は、私が実際に使っている企業分析チェックリストを紹介します。
全部を一度に覚える必要はありません。
まずはこの流れだけ覚えておけば、企業分析は以前よりずっと分かりやすくなります。
企業分析は「順番」が一番大切
初心者が企業分析を始めると、最初に売上や利益などの数字を見てしまいがちです。
もちろん数字を見ることは大切です。
しかし私は、最初に数字は見ません。
理由は簡単です。
会社のことを知らない状態で数字だけ見ても、その数字が良いのか悪いのか判断できないからです。
例えば、売上高が1,000億円ある会社。
この数字だけを見ると、「大きな会社だ。」と思います。
しかし、利益がほとんど出ていない会社かもしれません。
逆に、売上は100億円でも、利益率が高く、成長を続けている会社もあります。
つまり、数字だけでは会社の本当の姿は見えません。
だから私は、まず最初に「この会社は何で利益を出している会社なのか。」
ここから確認します。
会社の全体像が分かってから数字を見ると、IR資料も決算説明資料も驚くほど理解しやすくなります。
STEP1 会社を知る
企業分析で一番大切なのは、会社を知ることです。
私はここが、企業分析の土台になると考えています。
例えば、スポーツ選手を評価するとき、どんな競技なのかも知らずにタイムだけ見ても、速いのか遅いのか判断できません。
会社も同じです。
何をしている会社なのか分からない状態で、売上や利益だけ見ても、本当に良い会社なのかは判断できません。
だから私は、数字を見る前に、次の5つを必ず確認します。

□ 業界
まず最初に見るのは、その会社がどの業界に属しているかです。
例えば、
- AI
- 半導体
- 医療
- 防衛
- 宇宙
- 小売
- 不動産
など、業界はたくさんあります。
ここを見る理由は、会社は業界全体の影響を大きく受けるからです。
例えば、AI市場全体が成長しているなら、AI関連企業にも追い風になる可能性があります。
逆に、市場そのものが縮小している業界では、会社が努力していても成長しにくいことがあります。
私は企業を探す前に、まず「今後どんな業界が伸びそうか。」
ここから考えるようにしています。
□ 主力事業
次に確認するのは、会社が一番利益を出している事業です。
ニュースでは、「AI事業開始」「新サービス開始」などが話題になります。
しかし、実際にはその事業がまだ売上の数%しかないこともあります。
例えば、クラウド事業で利益を出している会社なのに、ニュースではAIばかり取り上げられていることもあります。
だから私は、話題ではなく、何が利益を生み出しているのか。
ここを見るようにしています。
会社の強みは、主力事業を見ることで見えてきます。
□ 主な商品・サービス
次に見るのは、会社が何を販売しているのかです。
例えば、
- 商品を販売する会社
- サービスを提供する会社
- 法人向け
- 個人向け
- サブスクリプション
- 広告事業
など、会社によってビジネスモデルは全く違います。
例えば、毎月料金が入るサブスクリプション事業は、
売上が安定しやすい特徴があります。
逆に、一度商品を販売したら終わりの会社は、常に新しい商品を売り続ける必要があります。
同じ売上でも、売上の仕組みが違えば、会社の安定性も変わってきます。
□ 国内企業か海外企業か
私は、海外売上の割合も確認しています。
例えば、海外売上が70%ある会社なら、円安の影響を受けやすくなります。
逆に、日本国内中心の会社なら、国内景気の影響を受けやすくなります。
売上がどこの国で生まれているのか。
ここを見るだけでも、会社の特徴がかなり見えてきます。
□ 売上は何で成り立っているか
最後に確認するのが、売上の柱です。
例えば、
- 商品販売
- 保守契約
- サブスクリプション
- ライセンス収入
- 広告収入
など、会社によって売上の構成は違います。
私は、会社はどうやって利益を生み出しているのか。
ここを理解してから、初めて売上高や利益を見るようにしています。
この順番にするだけでも、IR資料は驚くほど読みやすくなります。
AIへのおすすめ質問
・このIR資料を初心者向けに説明してください。
・この会社は何で利益を出している会社なのか、
小学6年生でも分かるように教えてください。
AIは、会社のビジネスモデルを整理するのが得意です。
専門用語ばかりで分からないときは、まずこの質問から始めることをおすすめします。
STEP2 業績を確認する
会社の全体像が分かったら、次は数字を確認します。
とはいえ、初心者が最初から何十個もの指標を見る必要はありません。
私が最初に確認する数字は、次の5つだけです。
- □ 売上高
- □ 営業利益
- □ EPS
- □ ROE
- □ 自己資本比率
この5つを見るだけでも、
会社が順調なのか。
利益を出せているのか。
効率よく経営できているのか。
安定しているのか。
かなりイメージできるようになります。
ただし、ここでも大切なのは、数字だけを見ることではありません。
数字が変化した理由を見ることです。

□ 売上高
売上高は、会社が商品やサービスを販売して得た金額です。
つまり、会社がどれだけ仕事をしたかを表しています。
しかし、売上が伸びているだけでは判断できません。
例えば、値上げしただけなのか。
新商品が売れたのか。
海外売上が増えたのか。
理由によって評価は大きく変わります。
私は、売上高を見るというより、「なぜ売上が増えたのか。」を確認するようにしています。
□ 営業利益
営業利益は、会社の本業でどれだけ利益を出したかを見る数字です。
売上は増えていても、広告費や人件費が増えて利益が減ることもあります。
だから私は、売上よりも営業利益を見る時間の方が長いこともあります。
本業が順調なのか。
それを知るための重要な数字です。
□ EPS
EPSは、1株あたりどれだけ利益を稼いだかを表します。
最初は難しく感じますが、利益を株数で割った数字だと考えると分かりやすいです。
投資家は、EPSが伸びている会社かどうかをよく見ています。
□ ROE
ROEは、株主から預かったお金を、どれだけ効率よく利益へ変えられたかを見る数字です。
私は、「100万円預けて20万円増えた。」
という例で理解しました。
会社も同じように、預かった資金をどれだけ上手に活用できたかを見る指標です。
□ 自己資本比率
最後に確認するのが、会社の体力です。
借金が多い会社なのか。
自己資金が多い会社なのか。
ここを見ることで、会社の安定性がある程度分かります。
もちろん、業界によって適正な数字は違います。
そのため、高ければ必ず良いというわけではありません。
AIへのおすすめ質問
・この決算説明資料から、
・初心者が見るべき数字だけを分かりやすく説明してください。
・それぞれの数字が前年より増減した理由も教えてください。
私は、数字そのものより、数字が変化した理由をAIに説明してもらうことが多いです。
そうすることで、決算説明資料がかなり読みやすくなりました。
STEP3 会社の未来を見る
企業分析というと、過去の売上や利益ばかりに目が行きます。
もちろん、過去の実績は大切です。
しかし、私が企業分析で一番重要だと思っているのは、「この会社は5年後、10年後にどうなっているのか。」という視点です。
株価は、今の会社の価値だけでは決まりません。
投資家が、「この会社はこれからもっと成長しそうだ。」と期待すれば、株価が上がることがあります。
逆に、今の業績が良くても、「これ以上成長は難しそうだ。」と判断されれば、株価が下がることもあります。
だから私は、決算説明資料を見た後、必ず会社の未来について確認します。
まず見るのは、次の5項目です。
- □ 成長戦略
- □ 新規事業
- □ AI活用
- □ 海外展開
- □ M&A
ここを見る理由は、会社がこれから何を伸ばそうとしているのか。
を知るためです。

□ 成長戦略
まず最初に確認するのが、会社全体の成長戦略です。
IR資料には、中期経営計画や経営方針として、
「これから会社をどのように成長させていくのか。」
が書かれています。
例えば、
- 売上を3年で2倍にする
- 海外売上比率を50%まで高める
- AIを活用して業務効率を改善する
- 新しい市場へ参入する
などです。
ここを見る理由は、会社が未来に向かって何を考えているのかを知るためです。
もちろん、計画通りに進むとは限りません。
しかし、経営者がどこを目指しているのかを知るだけでも、
企業を見る視点は大きく変わります。
私はIR資料を読むとき、数字より先に中期経営計画を見ることもあります。
□ 新規事業
次に確認するのが、新規事業です。
会社は、今ある事業だけで成長し続けることは簡単ではありません。
そのため、多くの企業は新しい収益源を作ろうとしています。
例えば、
- AI事業
- 医療関連
- 宇宙産業
- EV関連
- 半導体
- SaaS
など、将来の柱になる事業へ投資している企業もあります。
ただし、ニュースで話題だからといって、すぐ利益になるとは限りません。
現在は赤字でも、将来のために投資しているケースもあります。
私は、今利益を出している事業だけではなく、
5年後に利益を生み出しそうな事業も確認するようにしています。
□ AI活用
最近は、AIという言葉を見ない日はないほど、多くの企業がAIを活用しています。
しかし、IR資料で「AIを活用します。」と書いてあるだけでは、私は評価しません。
重要なのは、AIを使って何を実現するのか。です。
例えば、
- 人件費を削減する
- 業務効率を改善する
- 新しいサービスを作る
- 顧客満足度を向上させる
など、目的が具体的に書かれているかを確認しています。
単なる流行への対応なのか。
それとも会社の成長戦略の一部なのか。
ここを見ることで、企業の本気度が見えてきます。
□ 海外展開
海外展開も、私が必ず確認するポイントです。
日本市場は、人口減少などの影響もあり、企業によっては国内だけでは大きな成長が難しくなっています。
そこで、海外市場へ進出する企業も増えています。
例えば、
- アメリカ
- アジア
- ヨーロッパ
どこの市場を狙っているのか。
なぜその国なのか。
ここを見るだけでも、会社の将来像が見えてきます。
もちろん、海外展開にはリスクもあります。
為替の影響。
現地の法律。
文化の違い。
さまざまな課題があります。
だから私は、海外展開をしているかだけではなく、どんな戦略で展開しているのか。
まで確認するようにしています。
□ M&A
最後に確認するのが、M&Aです。
M&Aとは、会社が他の会社を買収したり、経営統合したりすることです。
企業は、自分たちだけで成長する方法だけではなく、他社の技術やサービスを取り込むことで、一気に成長することもあります。
例えば、
AI技術を持つ会社を買収したり、海外企業と提携したりすることで、新しい市場へ進出するケースもあります。
一方で、M&Aは必ず成功するとは限りません。
買収した会社との相性が悪かったり、想定していた成果が出なかったりすることもあります。
そのため、私はM&Aのニュースだけを見るのではなく、なぜその会社を買収したのか。
ここまで確認するようにしています。
AIへのおすすめ質問
・この会社が今後5年間で成長すると考えられる理由を3つ教えてください。
・IR資料と決算説明資料をもとに、初心者向けに分かりやすく説明してください。
さらに、私は次のような質問もよく使います。
この会社の成長戦略で、実現できそうなものと、リスクが高そうなものを分けて説明してください。
こう質問すると、良い点だけではなく、注意すべきポイントも整理して教えてくれます。
Connect Circle Point
私は企業分析を、過去を調べる作業ではなく、未来を予想する作業だと考えています。
もちろん、過去の売上や利益は大切です。
しかし、投資家が本当に知りたいのは、「この会社はこれからどう成長するのか。」という未来です。
だから私は、IR資料では売上や利益だけではなく、経営者が未来について何を語っているのかを必ず確認しています。
会社の未来が見えるようになると、企業分析は「数字を見る作業」から、「会社のストーリーを読む作業」へ変わります。
その視点を持つだけでも、IR資料や決算説明資料の読み方は大きく変わるはずです。
STEP4 リスクを確認する
企業分析というと、どうしても良いところばかり探してしまいます。
「売上が伸びている。」
「利益が増えている。」
「新規事業を始めた。」
もちろん、こうした情報はとても重要です。
しかし、私は最近、良いところよりも先に、悪いところを見るようになりました。
理由はとてもシンプルです。
投資では、どれだけ良い会社でも、必ずリスクが存在するからです。
例えば、売上が伸び続けている会社でも、原材料価格が高騰すれば利益は減るかもしれません。
海外で大きく事業を展開している会社なら、為替や世界情勢の影響を受ける可能性があります。
つまり、企業分析とは、良い会社を探すことではなく、その会社のリスクも理解することです。
だから私は、会社を調べるとき、必ず次の項目を確認しています。

□ 借入金
まず確認するのは、借入金です。
会社が成長するためには、お金を借りて設備投資をすることがあります。
そのため、借金があること自体は悪いことではありません。
重要なのは、返済できる範囲なのか。
という点です。
利益が十分に出ている会社なら、借入金を活用してさらに成長できる可能性があります。
逆に、利益が少ないのに借入金だけが増えている場合は、注意が必要かもしれません。
私は借金の金額だけではなく、会社の利益と合わせて見るようにしています。
□ 為替リスク
次に見るのが、為替です。
海外売上が多い会社は、
円安になると利益が増えることがあります。
逆に、円高になると利益が減ることもあります。
例えば、海外で商品を販売している会社なら、
為替だけで利益が大きく変動するケースもあります。
IR資料には、「為替が1円変動すると営業利益へどれくらい影響があるか」
が書かれていることもあります。
こうした情報を見ることで、会社がどんなリスクを抱えているのかが分かります。
□ 原材料価格
製造業などでは、原材料価格も重要です。
例えば、
鉄。
石油。
小麦。
半導体部品。
こうした価格が上がると、利益が減る会社もあります。
逆に、価格上昇分を商品へ転嫁できる会社なら、
影響を抑えられることもあります。
私は、原材料価格についてIR資料で触れられているかも確認しています。
□ 競合
どんな会社にも、ライバル企業がいます。
例えば、
価格競争。
新商品。
新サービス。
競合企業が強くなると、売上や利益へ影響することがあります。
そのため、私は必ず競合企業も調べます。
一社だけ見ていると、その会社が本当に優れているのか判断できません。
比較することで、会社の強みや弱みが見えてきます。
□ 人材不足
最近は、人材不足も大きな経営課題になっています。
特に、IT企業や建設業などでは、人材確保が会社の成長へ大きく影響します。
優秀な人材が採用できなければ、新しい事業を進めることも難しくなります。
IR資料では、人材育成や採用方針について書かれていることもあります。
私はここも確認しています。
□ 法規制
最後に確認するのが、法規制です。
例えば、
医療。
金融。
AI。
防衛。
こうした業界では、法律が変わるだけで、会社の業績へ大きな影響が出ることがあります。
そのため、事業内容だけではなく、どんな規制リスクがあるのかも確認するようにしています。
AIへのおすすめ質問
・この会社のリスクだけを初心者向けに説明してください。
・重要度が高い順に教えてください。
さらに、私はこんな質問もよく使います。
この会社が今後5年間で注意すべきリスクを3つ教えてください。
IR資料と有価証券報告書を参考に説明してください。
良いところだけではなく、リスクも整理してもらうことで、企業分析のバランスが取りやすくなります。
STEP5 株主への還元を見る
会社が利益を出したとき、
その利益をどのように使うかも重要です。
設備投資へ使う会社。
新規事業へ投資する会社。
そして、株主へ利益を還元する会社もあります。
私は最後に、株主への還元方針を確認しています。
ここを見ることで、会社が株主をどれくらい大切に考えているのかが分かるからです。

□ 配当金
まず確認するのは、
配当金です。
配当金とは、会社が利益の一部を株主へ支払うお金です。
毎年安定して配当を出している会社もあれば、利益が出た年だけ配当を出す会社もあります。
私は、配当金の金額だけではなく、毎年増えているかどうかも確認しています。
□ 配当性向
次に見るのが、配当性向です。
これは、利益のうち、どれくらいを配当として株主へ還元しているかを表しています。
配当が高ければ良いというわけではありません。
利益のほとんどを配当に使ってしまえば、
将来への投資が難しくなることもあります。
そのため、
会社の成長とのバランスを見ることが大切です。
□ 株主優待
株主優待を実施している会社もあります。
例えば、
商品券。
自社製品。
ポイント。
食事券。
などです。
私は優待だけを目的に投資することはありませんが、会社の特徴を知る一つの材料として確認しています。
□ 自社株買い
最後に見るのが、自社株買いです。
これは、会社が自分の会社の株を買い戻すことです。
自社株買いを行うことで、一株あたりの価値が高まることもあります。
IR資料では、株主還元方針として説明されていることが多いため、合わせて確認しています。
AIへのおすすめ質問
・この会社の株主還元について
・初心者向けに説明してください。
配当・優待・自社株買いを整理してください。
STEP6 競合と比較する
ここまで来ると、会社のことはかなり分かってきます。
しかし、私は最後に必ずやることがあります。
それが、競合企業との比較です。
なぜなら、一社だけ見ても、その会社が本当に優れているのか判断できないからです。
例えば、売上が毎年10%伸びている会社があったとします。
これだけを見ると、「すごい会社だ。」と思うかもしれません。
しかし、同じ業界の会社が20%ずつ成長しているなら、実は業界全体では平均以下かもしれません。
逆に、業界全体が苦しい中で、売上を維持しているだけでも、非常に優秀な会社ということもあります。
つまり、企業分析は比較して初めて見えてくることがたくさんあります。
だから私は、最後に必ず競合企業も調べるようにしています。

□ 利益率
まず見るのは、利益率です。
同じ100億円売り上げる会社でも、利益が5億円の会社と、20億円の会社では、利益を生み出す力が大きく違います。
利益率を見ることで、会社が効率よく利益を出せているかが分かります。
□ 成長率
次に確認するのは、成長率です。
売上。
利益。
EPS。
これらが毎年どれくらい伸びているのかを比較します。
会社単体では順調に見えても、競合企業と比較すると、実は成長スピードが遅いこともあります。
逆に、他社より高い成長率を維持している会社なら、市場から期待される理由の一つになります。
□ シェア
市場シェアも確認します。
業界の中で、どれくらいの存在感がある会社なのか。
トップ企業なのか。
新しく成長している企業なのか。
シェアを見ることで、会社の立ち位置が分かります。
もちろん、シェアが高い会社だけが良い会社とは限りません。
小さくても、急成長している企業もあります。
だから私は、現在のシェアだけではなく、今後シェアが伸びそうかも確認しています。
□ 強み
競合比較で一番面白いのが、強みです。
例えば、
- ブランド力が強い
- 技術力が高い
- 利益率が高い
- 海外に強い
- AI技術に強い
など、会社によって強みは全く違います。
私は、「この会社だから選ばれる理由」を探すつもりで見ています。
□ 弱み
強みだけではなく、弱みも確認します。
例えば、
- 海外売上が少ない
- 借入金が多い
- 一つの事業へ依存している
- 利益率が低い
などです。
弱みを知ることで、将来どんなリスクがあるのかも見えやすくなります。
AIへのおすすめ質問
この2社を比較してください。
・利益率
・成長率
・市場シェア
・強み
・弱み
初心者向けに表で整理してください。
さらに私は、こんな聞き方もしています。
この2社へ投資するとしたら、それぞれどんな人に向いている会社ですか?
初心者向けに説明してください。
比較対象の資料も一緒に渡すことで、AIの分析精度はかなり高くなります。
私が毎回確認している20項目
企業分析をするとき、私は毎回この20項目を確認しています。
全部を一度に覚える必要はありません。
チェックリストとして使うだけでも、企業を見る視点が整理されてきます。

会社について
☐ 業界
☐ 主力事業
☐ 商品・サービス
☐ 売上の柱
☐ 国内・海外比率
業績
☐ 売上高
☐ 営業利益
☐ EPS
☐ ROE
☐ 自己資本比率
成長性
☐ 成長戦略
☐ 新規事業
☐ AI活用
☐ 海外展開
☐ M&A
リスク
☐ 借入金
☐ 為替
☐ 競合
☐ 人材不足
☐ 原材料価格
まとめ
企業分析というと、難しいイメージがあります。
私自身も最初は、IR資料を開いただけで、「何が書いてあるのか分からない。」という状態でした。
しかし、順番を決めて見るようになってから、企業分析は少しずつ分かるようになりました。
私が意識している流れは、
会社を知る。
↓
業績を見る。
↓
未来を見る。
↓
リスクを確認する。
↓
株主還元を見る。
↓
競合と比較する。
この順番です。
そして、分からないところは、AIへ質問します。
AIは投資判断を代わりにするものではありません。
私は、企業分析を学ぶ家庭教師として活用しています。
専門用語が分からない。
IR資料が難しい。
決算説明資料が読めない。
そんなときにAIへ質問すると、初心者でも理解しやすい言葉で説明してくれます。
私はこの使い方を始めてから、以前より企業分析への苦手意識が少なくなりました。
企業分析は、一日で身につくものではありません。
だからこそ、まずは今回紹介した20項目だけでも確認してみてください。
一つずつ理解していけば、以前よりも企業を見る力は必ず身についていきます。


コメント