「ハルシネーション」
AIを使っていると、一度は耳にする言葉ではないでしょうか。
簡単に言えば、AIが本当ではない情報を、まるで事実のように答えてしまう現象です。
最初にこの言葉を知ったときは、
「へぇ、AIも間違えることがあるんだ。」
くらいにしか思っていませんでした。
でも、今振り返ると、その何気ない言葉が、一冊の小説を書くきっかけになるとは思ってもいませんでした。
始まりは、本当にただの雑談だった
その日も、いつものようにAIと話をしていました。
ブログのことでもなく。
副業のことでもなく。
小説を書くつもりでもありません。
ただ、
「ハルシネーションって面白い現象だよね。」
そんな話から始まっただけでした。
気付けば、そのテーマだけで2時間近く話していたと思います。
今思えば、あの時間が一番楽しかったかもしれません。
もしAIが間違え続けたら
話しているうちに、少しずつテーマが大きくなっていきました。
今では、
分からないことがあれば検索する前にAIへ聞く。
そんな人も珍しくありません。
私自身も、調べ物をするときはAIへ相談することが増えました。
そこで、ふと疑問が浮かびました。
「もしAIが間違った答えを返し続けたら、どうなるんだろう。」
例えば100人がAIへ質問する。
その100人全員が、同じ間違った情報を教えられる。
そして、その100人が周りの人へ伝えていく。
そのうち学校でも。
会社でも。
SNSでも。
同じ内容が広まっていく。
では、その情報は間違いなのでしょうか。
それとも、多くの人が信じた時点で”新しい真実”になるのでしょうか。
真実って、誰が決めるんだろう
ここからは、ほとんど哲学のような話でした。
歴史もそうです。
私たちは教科書に書かれていることを真実だと思っています。
でも、本当にその場にいた人はほとんどいません。
ニュースもそうです。
ネットの記事もそうです。
結局、多くの人は「誰かがまとめた情報」を信じています。
ではAIも、その一つになる日が来たら。
AIが言ったことを、誰も疑わなくなったら。
本当の真実は、どれくらい残るのでしょう。
そんな話をAIと延々としていました。
最後に、何気なく言った一言
そろそろ終わろうかな。
そう思った私は、最後に一言だけ付け加えました。
「この話、小説にしてみて。」
本当に軽い気持ちでした。
面白そうだから。
それくらいの理由です。
思っていた以上に面白かった
返ってきた小説を読んで、
思わず最後まで読んでしまいました。
もちろん、そのまま出版できる完成度ではありません。
でも、
世界観が面白い。
設定が面白い。
「もし本当にこうなったら……。」
そう考えるだけでワクワクしました。
そして気付けば、
「これ、ちゃんと書いたら売れないかな。」
そんなことまで考えていました。
気付けば、一冊の小説になっていた
そこからは早かったです。
設定を足して。
登場人物を考えて。
ストーリーを組み直して。
AIと何度も相談しながら、一冊の作品として形にしていきました。
気付けば、
「雑談」
だったものが、
「小説」
になっていました。
今思えば、不思議な体験です。
でも、完成して思ったこと
完成した作品を読み返したとき、
正直な感想は一つでした。
「ちょっと単調だな。」
設定は好きです。
世界観も好きです。
テーマも今でも気に入っています。
でも、
感情が少し足りない。
読者を引き込む空気感が少し弱い。
読み終わったあと、
そんな印象を受けました。
最近、少しだけ分かってきた
あれからブログを書き。
漫画を作り。
小説を書き。
AIと何百時間も話してきました。
すると少しずつ、
物語に感情を入れる感覚が分かってきました。
人は、
設定だけでは泣きません。
アイデアだけでも笑いません。
登場人物が迷い。
苦しみ。
悩み。
それでも前へ進む。
その過程があるからこそ、物語になる。
そのことを、少しずつ理解できるようになってきました。
だから、いつか書き直したい
あの小説は、
今の自分にできる精一杯で完成させました。
Kindleにも公開しました。
noteにも投稿しました。
一旦は満足しています。
でも、
今ならもっと面白く書ける気がしています。
AIとの付き合い方も。
物語の作り方も。
あの頃とは少し変わりました。
だからいつか、
もう一度ゼロから書き直してみたい。
そんな作品の一つです。
まとめ
ハルシネーション。
多くの人は、
「AIの間違い。」
というイメージを持つかもしれません。
でも私にとっては、
一冊の小説が生まれたきっかけでした。
AIは間違えることがあります。
だからこそ、その答えを鵜呑みにするのではなく、
「もし本当にそうだったら?」
と考えてみる。
そんな雑談から、新しい物語が生まれることもあります。
もし時間があれば、私がその雑談から書き上げた小説も読んでいただけるとうれしいです。
そして数年後。
もう一度この作品を書き直したとき、自分がどれだけ成長しているのか。
それを楽しみにしながら、今日もAIと雑談を続けています。



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