Difyを使う方法は、大きく分けて2つあります。
① Difyが用意しているクラウド版を使う方法。
② 自分でサーバーを契約してDifyを構築する方法。
私は最初、
「Difyって無料で使えるんじゃないの?」
と思っていました。
確かに無料で始めることはできます。
ただ、本格的に使おうとすると、どの方法を選ぶかによって必要な費用が変わります。
① Difyのクラウド版を使う
一番簡単なのは、Difyが用意しているクラウド版をそのまま使う方法です。
自分でサーバーを契約したり、Difyをインストールしたりする必要はありません。
アカウントを作って、そのまま始められます。
料金プランは以下のようになっています。
| プラン | 月額料金 | 向いている人 |
| Sandbox | 無料 | まずDifyを試してみたい人 |
| Professional | $59/月 | 個人や小規模な本格利用 |
| Team | $159/月 | チームでの開発や運用 |
| Enterprise | 要問い合わせ | 大規模な企業利用 |
※料金は2026年7月時点。年間契約では割引が設定されている場合があります。最新料金は公式サイトで確認してください。
無料のSandboxプランがあるので、
「まずDifyってどんなもの?」
と試すだけなら、いきなりお金を払う必要はありません。
ただ、本格的に使い始めるとProfessionalは月額59ドル。
日本円にすると為替によって変わりますが、決して数百円という金額ではありません。
そこで出てくるのが、もう一つの方法です。
② 自分でサーバーを契約してDifyを使う
Difyは、自分で用意したサーバーにインストールして使うこともできます。
この場合、オープンソース版のDify自体は無料です。
私は最初、
「じゃあ、安いサーバーを借りればいいんじゃない?」
と思いました。
でも、ここで注意が必要です。
Difyは、一般的なWordPress用の安い共用レンタルサーバーなら何でも動く、というものではありません。
Dify公式が示している最低要件は、
CPU:2コア以上
メモリ:4GiB以上
です。
さらに、DockerやDocker Composeを動かせる環境も必要です。
そのため、基本的にはVPSなどの、自分でサーバー環境を管理できるサービスを利用することになります。
代表的な候補を挙げると、こんなイメージです。
| サーバー候補 | Dify向けに見るスペック | 料金の目安 | コメント |
| ConoHa VPS | 4GB以上を検討 | 月額数千円程度〜 | 国内サービスで日本語管理画面 |
| XServer VPS | 4GB以上、余裕を見るなら6GB以上 | 月額数千円程度〜 | 国内VPS。6GB以上のプランも用意 |
| Hostinger VPS | 4GB以上のプラン | 通常月額$13.99程度〜の例あり | 長期契約では割引される場合がある |
料金は契約期間やキャンペーンによってかなり変わります。特にVPSは、「月額○○円〜」と書かれていても、長期契約が条件だったり、更新時に料金が変わったりすることがあるので注意が必要です。ConoHa VPSやXServer VPSの公式料金ページでも、プランや契約期間によって料金体系が異なります。
私自身が実際に検討したときも、
「月額だけ見れば安いじゃん。」
と思いました。
でも、よく見ると長期契約が前提だったり、単月では高かったりする。
さらに独自ドメインを使うならドメイン代もかかります。
そしてGeminiなどのAIモデルをAPIで利用する場合は、使い方によってAPI料金も別途発生します。
つまり、セルフホスト版は、
Dify本体:無料
でも、
サーバー代:必要
ドメイン代:必要になる場合がある
AIのAPI料金:利用方法によって別途必要
ということです。
だから、
「Difyは無料で使える」
というのは間違いではありません。
でも、
「Difyを自分のサービスとして0円で本格運用できる」
とは限りません。
私の場合も最初は、
「無料ならサーバーに入れればいいじゃん。」
くらいに考えていました。
でも実際には、サーバーのスペックを確認する。
契約期間を見る。
Dockerを使えるか確認する。
ドメインを用意する。
Difyを構築する。
AIモデルを接続する。
そして、運用後はサーバーの管理も必要になる。
手軽さを選ぶならDify Cloud。
自分で環境を管理するならセルフホスト。
単純にどちらが安いかだけではなく、設定やメンテナンスにかかる時間まで含めて考える必要があると、私は後になって気づきました。


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