スプレッドで実際いくら損する?初心者向けに計算してみた【実体験】

初めてのFX投資
スプレッドで実際いくら損する?初心者向けに計算してみた【実体験】

FXを始めて、初めて注文したとき。

私は少し不思議に思いました。

「あれ?買った瞬間からマイナスになってる。」

まだ相場はほとんど動いていません。

それなのに、損益を見るとすでにマイナス。

なぜ?

その理由の一つが、スプレッドです。

FXについて調べると、

「ドル円0.2銭」

「業界最狭水準」

「原則固定」

という言葉をよく見かけます。

でも、初心者だった私は思いました。

0.2銭って、結局いくらなの?

1円?

10円?

100円?

そもそも、いつ払っているの?

さらにFXを続けていると、もう一つ疑問が出てきます。

普段は0.2銭だったはずなのに、時間帯や経済指標の発表時には、スプレッドが大きく広がっていることがあります。

なぜ相場が不安定になると、スプレッドまで広がるのか。

今回は、私自身が初心者の頃に分からなかったスプレッドについて、1,000通貨を取引した場合に実際いくら影響するのか、取引回数が増えるとどうなるのか、そしてなぜ経済指標の発表時などにスプレッドが広がるのかまで、できるだけ難しい言葉を使わずに説明します。


そもそもスプレッドって何?

スプレッドとは、簡単に言えば、FXの売値と買値の差です。

FXの取引画面を見ると、ドル円の価格が一つではなく、二つ表示されていることがあります。

例えば、

売値:160.000円

買値:160.002円

この場合、売値と買値には0.002円の差があります。

0.002円は、0.2銭です。

つまり、この場合のスプレッドは、0.2銭ということになります。

初心者だった私は、

「ドル円が160円なら、160円で買って160円で売れるんじゃないの?」

と思っていました。

でも実際には、買う価格と売る価格が少し違います。

この差があるため、取引を始めた直後は、損益がマイナスからスタートすることがあります。

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なぜ買った瞬間にマイナスになるの?

例えば、ドル円を買うとします。

そのときの価格が、

売値:160.000円

買値:160.002円

だったとします。

自分がドル円を買うときは、160.002円で買います。

しかし、その直後に売って決済しようとすると、160.000円で売ることになります。

つまり、160.002円で買って、160.000円で売る。

この時点で、0.002円の差があります。

これが0.2銭です。

だから、相場がまったく動かなかったとしても、買った瞬間はスプレッド分だけ不利な状態からスタートすることがあります。

私は最初、

「まだ何も起きていないのに、なぜマイナスなの?」と思いました。

でも、買う価格と売る価格が違うと分かれば、仕組みは意外とシンプルでした。


スプレッド0.2銭って、実際いくら?

ここが、私が一番知りたかったところです。

スプレッド0.2銭。

数字だけ見ても、初心者にはよく分かりません。

では、実際のお金ではいくらになるのでしょうか。

ドル円の場合、0.2銭=0.002円

1,000通貨を取引するなら、0.002円 × 1,000通貨=2円となります。

つまり、スプレッドが0.2銭なら、1,000通貨では値幅換算で約2円分です。

同じように計算すると、

1,000通貨なら約2円

10,000通貨なら約20円

100,000通貨なら約200円

となります。

1,000通貨で2円。

こう聞くと、「たった2円なら、ほとんど気にしなくていいんじゃない?」

と思うかもしれません。

私も最初はそう思いました。

でも、ここで重要になるのが、取引回数です。


スプレッドは取引するたびに影響する

スプレッドは、一度だけ影響するものではありません。

新しく取引を始めるたびに、売値と買値の差があるため、その都度スプレッドの影響を受けます。

例えば、1,000通貨でスプレッド0.2銭なら、値幅換算では1回あたり約2円です。

単純計算すると、

1回なら約2円

10回なら約20円

100回なら約200円

1,000回なら約2,000円

です。

もちろん、実際のスプレッドは常に同じとは限らないため、必ずこの金額になるわけではありません。

しかし、ここで私が言いたいのは、

1回では小さく見えるスプレッドも、取引回数が増えれば無視できなくなる。

ということです。

特に、短時間に何度も売買を繰り返す場合は、スプレッドの影響が大きくなります。

例えば、1回の取引で5円の利益を狙っているのに、値幅換算で毎回2円分のスプレッドがあるとします。

この場合、スプレッドの影響はかなり大きくなります。

逆に、一度の取引で大きな値幅を狙う場合は、相対的にスプレッドの影響は小さくなります。

だから私は、「スプレッドが何銭か。」

だけではなく、「自分は何回くらい取引するのか。」も一緒に考えることが大切だと思っています。


前回の「0.1pipsから練習」とスプレッドの関係

前の記事で私は、「初心者なら、まず0.1pipsでもいい。」と書きました。

目的は、最初から大きく稼ぐことではありません。

自分で注文する。

価格が動く。

含み益や含み損が変わる。

自分で決済する。

そして、損益が確定する。

この一連の流れを実際のお金で経験することが目的です。

しかし、ここで一つ注意があります。

ドル円では一般的に、1pips=1銭=0.01円

そのため、0.1pips=0.1銭=0.001円

1,000通貨なら、0.1pipsの値動きは約1円分です。

一方、スプレッドが0.2銭なら、0.2銭=0.2pips

1,000通貨なら、値幅換算で約2円分です。

つまり、

自分に有利な方向へ0.1pips動いたとしても、スプレッドが0.2pipsなら、それだけではスプレッド分を上回っていません。

私はここも、初心者には大切なポイントだと思っています。

「予想通り上がった。」

だから利益が出る。

必ずしも、そうとは限りません。

買った価格と決済できる価格には差があるからです。

だから、0.1pipsから練習する場合も、0.1pips取れば必ず利益になる。

という意味ではありません。

最初の目的は、小さな利益を積み重ねることよりも、実際の注文や決済の仕組みを経験することだと私は考えています。


スプレッドはいつも同じではない

FX会社のサイトを見ると、ドル円0.2銭などと表示されていることがあります。

私は最初、「じゃあ、いつ取引しても0.2銭なんだ。」と思っていました。

でも、実際にはそうとは限りません。

FX会社によって条件は異なりますが、スプレッドは相場の状況や時間帯によって広がることがあります。

例えば、

  • 早朝など取引参加者が少ない時間帯
  • 重要な経済指標の発表前後
  • 急激な相場変動が起きたとき
  • 大きなニュースや世界情勢の変化があったとき

などです。

普段は0.2銭だったスプレッドが、相場の状況によって大きく広がることもあります。

だから私は、「普段のスプレッドが何銭なのか。」だけではなく、

「スプレッドは変動する可能性がある。」ということも知っておくことが重要だと思っています。

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なぜ相場が不安定になるとスプレッドが広がるの?

私は最初、「値段が激しく動くことと、スプレッドが広がることに何の関係があるの?」

と思っていました。

ここは少し分かりにくいところです。

例えば、アメリカの重要な経済指標が発表されたとします。

その結果が予想より悪く、多くの人が、「ドルを売りたい。」と思ったとします。

すると、大量の売り注文が出る可能性があります。

でも、ここで考えてみてください。

誰かがドルを売るためには、反対側に、「そのドルを買いたい人」が必要です。

普段の市場では、多くの人が売買しています。

ドルを売りたい人がいて、ドルを買いたい人もいる。

そのため、近い価格で取引が成立しやすくなります。

しかし、重要な経済指標が発表され、多くの人が一斉に、

「今すぐドルを売りたい。」

と思ったらどうでしょうか。

売りたい人はたくさんいる。

でも、その価格で買いたい人が少ない。

すると、

売りたい人が実際に売れる価格と、買いたい人が実際に買える価格の差が広がりやすくなります。

これが、不安定な相場でスプレッドが広がる理由の一つです。

私は、「みんなが売りたい。でも買ってくれる人が少ない。」と考えると分かりやすくなりました。


スーパーの商品で考えると分かりやすい

少し極端な例ですが、スーパーの商品で考えてみます。

普段、ある商品が安定して流通しているとします。

売りたい人もいる。

買いたい人もいる。

在庫も十分にある。

価格もほとんど変わらない。

この状態なら、売る側も買う側も、近い価格で取引しやすくなります。

でも突然、「明日から、この商品が手に入らなくなるかもしれない。」

というニュースが出たらどうでしょうか。

一気に買いたい人が増えるかもしれません。

逆に、何か問題が発覚して、「この商品はもう持っていたくない。」

となれば、一気に売りたい人が増えるかもしれません。

こうなると、さっきまでの価格では取引が成立しにくくなります。

買いたい人と売りたい人のバランスが崩れるからです。

FXでも似ています。

重要な経済指標やニュースが出ると、一瞬で多くの人の考えが変わります。

買いたい人が急増する。

売りたい人が急増する。

価格が一瞬で大きく動く。

その結果、

近い価格で売り手と買い手を結びつけることが難しくなり、売値と買値の差が広がることがあります。

これが、スプレッドが広がるイメージです。


価格が速く動きすぎることも理由の一つ

もう一つ、不安定な相場では価格そのものが非常に速く動きます。

例えば、160.000円。

次の瞬間に160.100円。

さらに159.900円。

また160.200円。

実際の値動きは必ずこのようになるわけではありませんが、重要な経済指標の発表直後などは、短時間で価格が大きく動くことがあります。

こうなると、

「今この価格なら売れる。」

「今この価格なら買える。」

という価格を安定して提示することが難しくなります。

価格を出した瞬間には、もう市場価格が変わっている可能性があるからです。

そのため、FX会社やその先の金融機関が提示する売値と買値の差も、通常より広がることがあります。

つまり、不安定な相場では、売りたい人と買いたい人のバランスが崩れやすい。

さらに、価格そのものが速く動く。

この二つが重なり、普段よりスプレッドが広がりやすくなると私は理解しています。


早朝にスプレッドが広がることがあるのはなぜ?

重要な経済指標だけではありません。

早朝など、取引参加者が少なくなる時間帯にも、スプレッドが広がることがあります。

これも考え方は同じです。

市場に参加している人が多ければ、

売りたい人。

買いたい人。

両方を見つけやすくなります。

しかし、参加者が少なくなると、

近い価格で取引してくれる相手を見つけにくくなります。

例えば、

160.000円なら売りたい人はいる。

でも、その近くの160.002円で買いたい人がいない。

もっと離れた価格でなければ取引相手が見つからない。

そんな状態になれば、売値と買値の差も広がりやすくなります。

私は、

人が多い市場ほど相手を見つけやすい。

人が少ない市場ほど相手を見つけにくい。

と考えると分かりやすいと思っています。


スプレッドが1.0pipsまで広がったらいくら?

ここで、実際のお金で考えてみます。

1,000通貨を取引するとします。

ドル円では、1pips=0.01円

そのため、1,000通貨なら、

1pipsの値動きで約10円分です。

もし通常のスプレッドが0.2pipsなら、

値幅換算で約2円分。

しかし、不安定な相場で仮に1.0pipsまで広がれば、

約10円分。

5.0pipsなら、

約50円分です。

10,000通貨なら、その10倍です。

つまり、

1.0pipsなら約100円分。

5.0pipsなら約500円分。

もちろん、実際にどこまで広がるかはFX会社や相場状況によって異なります。

ただ、普段は0.2銭だから、いつでも0.2銭。

とは限らないことは知っておいた方がいいと思います。


指標発表時は値動きだけ見ればいいわけではない

初心者の頃は、「大きく動くなら、大きく利益を出せるかもしれない。」

と思うこともあるかもしれません。

確かに、重要な経済指標の発表時には、相場が大きく動くことがあります。

しかし同時に、スプレッドが広がる。

価格が一瞬で大きく変わる。

注文した価格と実際に成立する価格がずれることがある。

短時間で大きな損失が発生する可能性がある。

といったリスクもあります。

私は、初心者ほど、「どれだけ動くか。」

だけではなく、「どんな条件で取引することになるのか。」

を見ることが大切だと思っています。


私が初心者の頃に知りたかったこと

私が最初に知りたかったのは、スプレッドの難しい定義ではありませんでした。

知りたかったのは、「結局、いくらなの?」ということです。

0.2銭なら、

1,000通貨で約2円分。

10,000通貨なら約20円分。

そして、それは取引回数が増えるほど積み重なります。

さらに、スプレッドはいつでも同じとは限りません。

早朝。

経済指標の発表前後。

急激な相場変動。

大きなニュースが出たとき。

こうした場面では、普段より広がる可能性があります。

そして、その理由を私は、

「売りたい人と買いたい人を、近い価格で結びつけにくくなるから。」

と考えると理解しやすくなりました。


まとめ|スプレッドは「小さな数字」だけど、取引回数とタイミングで変わる

スプレッドは、一回だけを見ると小さな金額に感じるかもしれません。

例えば、ドル円。

スプレッド0.2銭。

1,000通貨。

この場合、値幅換算では約2円分です。

でも、

10回取引すれば約20円分。

100回なら約200円分。

取引回数が増えるほど、スプレッドの影響も積み重なります。

さらに、スプレッドは常に一定とは限りません。

重要な経済指標の発表時や、早朝など取引参加者が少ない時間帯では、普段より広がることがあります。

なぜなら、

売りたい人と買いたい人のバランスが崩れたり、近い価格で取引相手を見つけにくくなったりするからです。

そして、価格が激しく動いていると、

「今いくらで売れるのか。」

「今いくらで買えるのか。」

その価格自体も不安定になります。

私はFXを始めた頃、スプレッドを単なる小さな数字として見ていました。

でも実際に考えてみると、

何通貨取引するのか。

何回取引するのか。

いつ取引するのか。

によって、その影響は変わります。

だから初心者のうちは、利益をいくら出せるかだけではなく、

自分がどんな条件で取引しているのか。

そこを見ることも大切だと思っています。

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